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雨にも負けず、風にも負けず…

先程まで、NHKのテレビを見ていました。
歴史秘話ヒストリア「雨にも負けぬサラリーマン~宮沢賢治~」

宮沢賢治と言えば、「雨にも負けず…」の他「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」といったところでしょうか?
正直、病弱で薄幸の人というイメージで(たぶん、石川啄木と混同している)、子供の頃、名作だからと学校で読んでみた「銀河鉄道の夜」が、カタカナだらけの旧仮名遣いと、馴染みのない昭和初期の言葉、ぶっとんだ世界観に、ちっとも共感できず、以来、殆ど触れずに来てしまいました

宮沢賢治は、貧しい東北の農村地域に生まれながら、実家は裕福な質屋で、何不自由なく暮らせたはずの人生を、弱い人々の力になれるよう、必死に生きた人だったんですね…。

人のためになれるように…と、農業学校の教師→自分で農業→酸性化した田畑を中和する為のアルカリ石灰の営業サラリーマン…と、次々と職を変えながら、より人のためになる仕事を模索していくのですが、豊かな家庭で与えられた、高い教養と文化的素養が自然と顕れてしまい、日々の生活だけで精一杯の農民との間には、埋められない溝を感じ続けていたようです。

しかし、宮沢賢治はやり手です
営業マンとして、ダイレクト・メールを5000通/1ヶ月書き、新聞に載せるキャッチコピーを手がけ、肥料の信用性を保証する、政府の御墨付きまで貰って、精力的に営業。
肥料販売が不振と見ると、壁剤の新商品まで製作する敏腕振りを発揮しています

ビジネスマンとして、高い能力を持ちながら、他者への気遣いを忘れることがない=最後の最後で攻めきれないそんな、どうしようもないジレンマが童話の創作へと掻きたて、同時に体を蝕んでいく相当なストレスとなったであろう…そんなふうに感じながら、見ていました。

コストを無視しても良い物を作りたいピアニストとしての思いと、コストを重視しなければいけない、経営者としての判断…これを1人で背負うジレンマ、そして思ったように結果の出てこない日々。

それらは、誰もが抱える悩みであり、(宮沢賢治美術館は、作品に共感した人々が、毎年20万人以上訪れているそうです)、社会の中で揉まれ、悩む中にこそ、本物の芸術が生み出されるのだ…と、改めて感じました。

宮沢賢治、読んでみよう


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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 行って来ました!!

昨日は、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行って来ました。

諸事情あって、今年は行くのをやめようと思ったのですが、直前になって、友人が誘ってくれたので、急遽チケットの残っている公演を探したのです。

2010 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン


行って本当に良かった

秀逸は、一日の最後に行った、ショパンのピアノ・コンチェルト1番(ピアノ+オーケストラの編成)
ピアノ:ボリス・ベレゾフスキー
指揮者:ドミトリー・リス
オーケストラ:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

第1楽章の冒頭、あまりに美し過ぎて、涙が出そうでした。

会場の、東京国際フォーラム・ホールAは、5000人収容の超ビッグサイズのホールで、アコースティック演奏のクラシックには広すぎて不向きな会場だとされています。

これまで何度かこのホールで聴いた際も、後ろの方の席だと音がスカスカになってしまい、それなりに楽しめても、「感動」に至るのは難しいと思っていました。

ところが…昨日のコンチェルトの演奏は、甘く柔らかいppから重厚なff、華麗なるカデンツァ(ソリストの技巧的見せ場)まで、豊かな響きに包まれ、広すぎて音響が良いとは言えないホールの最後尾近くで聴いているとは感じさせない、素晴らしい演奏でした。

ピアノは、ムキになればムキになる程、音の鳴らなくなる楽器で、いかに音を豊かに響かせられるか…は演奏者の腕次第、そしてオーケストラも同じなのでしょう。

昨夜の演奏を聴いて、楽器の持つ響きの可能性に気づき、何よりも、その豊かな音楽に感動しっぱなしでした。

演奏後、5000人の観客による拍手喝采は、いつまでも鳴り止みませんでした。
イベントの性格上、アンコールは無理なのだろうと諦めながらも、拍手を送り続けていると、なんとアンコールに応えてくれるではありませんか
どよめきと共に、瞬時にして会場は更なる熱気に包まれていきました。

演奏家でありながら、忙殺される日常の中で忘れそうになっていた、音楽の素晴らしさ、音楽と触れられる幸せを感じ、私も、自分なりに少しずつでも成長していきたいと改めて思えるキッカケを与えてくれた素晴らしい時間になりました。

素敵な演奏を、ありがとう

ボリス・ベレゾフスキー CD
思わず衝動買い

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水野沙織

Author:水野沙織
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ピアノ演奏:水野沙織

2007.11.11 録音

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