前回は、出張演奏事業を始めたきっかけ…について語りました。 今回からは、具体的に、BGMを生演奏にするメリットをドンドン語って生きたいと思います。
が・・・メリットを語る前に、あえてデメリットを考えてみたいのです。 なぜなら今は、音響技術が発展を遂げ、しかも様々なジャンルで世界のトップ・アーティストが素晴らしい演奏をCDに収録している時代。 下手な生演奏を聴かされるより、優れたCD演奏の方が値段も安く抑えられるし、ずっと良い!というのが、私の考えだからです。
つまり、私の考えるデメリットとは、常に自らに課さなければいけないハードルになっているのです。お客様に音楽を伝えて行く責任…それを考えると、メリットよりも、むしろデメリットの項目の方が増え続ける毎日なのです!
まず、最大のデメリットは、先程の「下手な生演奏を聴かされるより、優れたCD演奏の方が値段も安く抑えられるし、ずっと良い!」に尽きるでしょう。 では、なぜそんなことが起きるのか? 例えば、「ブライダルプレーヤに必要な資質」という項目を色々探してみます。 すると、そこにあるのは、曲の始まり・終わりのタイミングを合わせる能力・盛り上げる場面に曲のサビをうまく入れる能力・初見力(楽譜をパット見てパット弾く)などで、たいていの場合ハッキリとピアノの演奏力や経験はあまり関係ない!と書かれています。
う〜ん。それで良いのでしょうか???? 職人芸的な能力とアーティスティックな能力を完全に別物と考えて、BGMやミニ・コンサートなどで必要なのは、その場を「こなす能力」のみで、芸術性など二の次だ!と言わんばかり。CDに比べてタイミングを合わせるのが楽だと言う意見もあるのですが、これでは優れたミキサーがいれば、多少、「場が華やかになる」という以外に演奏家がいる必要などないでしょう。
もちろん、タイミングを合わせる、クライアントの希望をにかなう構成をする、短納期でも安定した演奏レベルを保つ…などは、あって当然の能力だと言わざるをえません。 言ってみれば、事務的な能力に入るでしょう。 そして、私が思うこと=大切にしたいこと! それは、生演奏に触れることが始めての人も多い会場で、これが生演奏の素晴らしさなのだ!と責任を持って演奏することなのです。
その第1番目は、ピアノの音を知ってほしい…。 電子ピアノしかない会場では、話しが変わってきますが、アコースティックな楽器を用意して頂いた時、ピアノの持つ音の「幅を」知って欲しいと思うのです。 ピアノの音ぐらい知ってるよ!!というアナタ。 次回は、「ピアノの音」を徹底追及したいと思います。
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